テープ起こし(文字起こし・反訳)のノウハウ

テープ起こし

テープ起こし 大変な技術が必要

テープ起こし 業務についてですが、「たかがテープ起こし」と簡単に思われる方々が多いのですが、いざやってみると結構大変な技術が必要になる仕事です。

録音した内容を文章に書き起こす単純な作業ですが、これが結構奥が深いです。自分自身(ご自身)が話した内容を録音してそれを文章に書き起こすというものであれば、発音のアクセントなどが判っているため、比較的簡単に書き起こしをすることが出来ると思います。

しかし、他人が録音した内容を、それも初めてその音声を聞いた時はどうでしょうか?専門の言葉やその人のアクセントなど様々などが入り混じりって難易度は、格段に高くなります。

聞いた内容を文字にする。特に日本語は、漢字、ひらがな、カタカナ、そして漢字でも種々。例えば、雲と蜘蛛、全く意味が異なります。

録音された音声の品質や話している内容、人数にもよりますが、10分の音声を書き起こし作業を行おうとすると1時間はかかると言われています。

今回のブログは、書き起こしをご自身でしてみようと考えている方に対して、まず最初にしていただきたいことや理解して欲しい内容を書いてみました。

テープ起こし 商売道具のキーボードを先ずは綺麗に

テープ起こし、テープ反訳作業で毎日お世話になっているパソコンのキーボードですが、こまめに掃除をしている人は意外と少ないと思います。

実は、綺麗そうに見えるキーボードには、トイレの便座の5倍ものバイ菌がいると言われています。確かに、考えてみれば掃除もしないで毎日バシバシ使っているものですものね。
・・・これは盲点でした。

テープ起こしの作業には、キーボードが必需品なわけですから

これからは1日1回、ウェットティッシュで拭いてあげることにしましょう。
いいお仕事は、道具を大切にすることから始まる、はず!です。

テープ起こしの必需品・トラックボール

書き起こしをする商売道具として使っているものがあります。
トラックボールというものです。

この機材は、簡単にいえば、パソコンのポインタを操作するデバイスのことで、実は、すごく便利だったりします。
ポインタ操作のデバイスといえば、一般的に流通しているものは、皆さんも必ず使っているマウスです。

マウスは、マウスそのものを動かしてポインタを操作しますが、トラックボールは、その名のとおり、台座に固定されたボールをコロコロと回して、ポインタを操作するのです。慣れるまではすごく使いづらいですが、一度なれると、もうマウスには戻れないというくらい非常に便利な製品です。

私がトラックボールを愛用している一番の理由は、ずばり狭い机の上でも作業効率が非常に高くなるということです。
マウスは、マウスを動かす分のスペースが必要です。
広い机なら問題がないですが、机が狭い場合、けっこうイライラすることありますよね。

トラックボールは、基本的に台座そのものを動かす必要はないので、狭い机の上でも問題なく操作できるのが魅力です。

テープ反訳作業、特に特急納品作業をする場合、パソコン数台を周辺機器が沢山あって、ちょっと手狭になっている時には、是非ともオススメの商品です。

テープ起こし の必需品・デュアルスクリーン

テープ起こし、テープ反訳等の仕事をするうえで、大切なのはモニター画面の見やすさです。
効率よく作業をするには、文字を大きくしたり、プログラムを大きく表示したりするのですが、それだとモニターの中がいつの間にかごちゃごちゃになってしまって、本末転倒になってしまいます。

そこで大変便利なのがデュアルスクリーンの活用です。「デュアルスクリーン」?初めて聞かれた方も多いかもしれませんので、簡単にご説明しますと、一台のパソコンで二つのモニターをつなげ、操作することができるようにする方法です。

一度このデュアルスクリーンで作業をしてしまうと、モニター1つには戻れなくなるくらい便利な代物です。
ちなみに私はメインのモニターには、反訳するためのワードを最大化しておいて、サブモニターに、音声を再生するためのプログラムと反訳のルールをまとめたエクセルファイルを表示しています。

不要なプログラムやたまにしか使わない表などを、いちいち小窓にしなくてすむので、本当に便利です。

これも特急納品をより早く、より正確に作業する職人技の一つと思います。
二つの画面を操作するのは慣れるまでちょっと違和感がありますが、すぐにその便利さに気付いて、もしかしたらバッチリはまってしまうと思います。

必需品・ヘッドホン

テープ起こしをする道具として忘れてはならないのは、ヘッドホンです。弊社に技術者募集で応募されて来られる方で、「パソコン1台あればお仕事(テープ起こし業務)は大丈夫ですよね?」と平気でおっしゃる方がおられます

確かにノートパソコンであれば、パソコン内にスピーカーが内蔵されていますし、デスクトップパソコンについても外部スピーカーを付けているのが標準的なパソコン機材だと思います。

ここで基本的に間違っておられます。「テープ起こしは、人が話した音声を単純に文字に書き起こす、簡単で単純な作業。」と考えられている方が多いですが、

書き起こし作業には、言葉の意味や録音された音声自体が悪くて聞き取れないもの、複数の人がほぼ同時に話していて音声が重なってしまっているものなど、集中して音声を聞き取りながら作業しなければ、書き起こしの作業は出来ません。

周囲の音を遮断しながら集中して音声を文字に書き起こす必要があります。すなわち、お預かりした音声を正確な文字に起こすためには、反訳者の高い技術力と専門の機材が必要です。

初心者の方が最初から高い技術力がある訳ではありません。先ずは、書き起こし作業の専門の機材の1つとしてヘッドフォンは最低でも用意をしておく必要があります。

再生するデータの音質に直接影響する ヘッドフォン は、何を選ぶかによって反訳の品質に差が出てしまうといっても過言ではありません。例えば、 ヘッドフォンには再生周波数帯域というものがあり、一般的にはこの帯域が広いほど高性能な ヘッドフォンだといえます。しかし、それはあくまでデータ上のもの。

ただそれだけで選んでしまってはいけません。反訳者(書き起こし作業をする人)も人間ですから、個人個人の聞き取りやすい帯域や苦手な帯域が存在します。

より正確な音声を聞き取るためには、やはりたくさんの ヘッドフォンを試して、自分に合った道具をみつけることが大切です。
仕事をする上で良い道具を選ぶのは当たり前のこと。

日々の道具選びから、すでに仕事は始まっています。反訳者にとって ヘッドフォンは、『たかが ヘッドフォン、されど ヘッドフォン 』なのです。

書き起こしの仕事をしてみようと思っている方は先ずは、自分にあったヘッドホンをチョイスしてください。

書き起こし作業は、国語力がモノを言う

テープ起こし、テープ反訳をやってみて気付いたこと、それは、反訳するには『国語力』が必要だということです。
音声データを聞いて、その聞き取った言葉を文字に起こす場合、

その言葉そのものを知らない場合、言葉につながらないことが、結構あります。例えば、「聞きなれない専門用語」などの場合、酷いときは呪文のように聞こえたりします。

その言葉と意味を知っていれば、すんなりと文章がつながるのですが、知らないと何度も何度も聞き直し、前後の意味から推測し、言葉の意味を辞典で調べて『あっ!』という感じでやっと言葉が繋がります。

そして、不思議なもので、言葉がつながると、今まで呪文だった言葉が、ちゃんと聞こえはじめるものですから、すごくおもしろいものです。書き起こし作業を始め出して思った事は、「小中学校の時にしっかりと国語の勉強をしておけば良かった・・・」と思ってしまいます。

でも皆さん、今からでも遅くありません。国語力が身に付いていない方には、「最低でも国語辞書」をパソコンの前に置いて書き起こしの作業をしてください。

私たち反訳者は国語辞書以外に各種辞典や「記者ハンドブック」を用意して書き起こしの作業を日夜行っています。

先ずは、「辞書に慣れること、そして意味を理解すること、読解力を付けていくこと。」そうすることによって、自分自身の頭に言葉が溶け込んでいき、自然と国語力がついていきます。

テープ起こし作業をご自身でしようとしている方はもちろんのこと、プロの反訳者になろうと考えている方、少しは参考になりましたでしょうか。

書き起こし作業をしていて、「私もプロの反訳者になりたい!」と真剣に考えられている方がおられましたら、是非私たちメディアJの技術者募集に応募しにきて下さい。お待ちしております。

テープ起こし必需品

テープ起こし必需品 ?

起こし方 用途に応じて

データの書き起こし方法には、『整文・ケバ取り・素起こし』と大きくわけて 3 種類の仕上げ方があります。聞きなれない言葉だとは思いますので簡単に説明させていただくと、

  1. 素起こし:会話の全て(あのー、えーっと含む)を忠実に書き起こす作業です。
  2. ケバ取り:不要な言葉(あのー、えーっとなど、無意味な相槌など)を取り除いて書き起こす作業です。
  3. 整文:資料として伝わる原稿にするために編集を行う(まさに文字を整える)作業です。

この 3 種類は用途によって使い分けるのが一般的で、現場をそのまま保存する必要がある証拠書類であれば素起こし、対談やインタビューなどはケバ取り、会議の内容を資料としてまとめるのであれば整文でしょうか。

もちろん、対談のデータに素起こしを選んでいただいても問題ありませんし、そこは柔軟に対応させていただいておりますので気軽にご相談下さい。

用途、データの活用方法などを教えていただければ、こちらから最適な仕上げ方のアドバイスをさせていただくことも可能です。メディアJは、一件一件、真心をこめて書き起こさせていただきます。

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