書き起こしエピソード についてご紹介します。
書き起こしエピソード 誤読
音声だけを聞いていると、たまに誤読をされている音声に出合ったりします。
そういえば、どなたかが云々(うんぬん)を「でんでん」と読んだとか読まないとか…そんな話もありました。
それから、しばしばアナウンサーが誤読をすると、話題にもなりますよね。
そういう場合、テープ起こしではどうするかといえば、これもケース・バイ・ケースだと思うのですが、
発言のまま起こす場合と、明らかに誤読だと分かる場合には漢字をあてる場合があるのではと思います。
発言のまま起こすのは証拠として使われる場合、裁判などでしょうか。
講義やインタビューなどは漢字をあててしまうこともありますが、これも間違いなくこれだと自信がないとなかなか難しいですね。
例えば、つくる、作る、造る、創るなどです。
メディアJの社長からは、いつも私たちに反訳者には、発言のまま書き起こしてくださいという指示をいただきます。
それは、インタビューなど逐語訳でない場合にも言われる理由は、私たちに正しく反訳しなさいという趣旨だと思っています。
細心の注意で書き起し
誤読以前に、書き起こしをする私たちが聞き間違いをしてしまったら、元も子もありません。
細心の注意を払いながら、音声に忠実に書き起こした原稿を書き起こしたら、
社長をはじめ先輩方が納品前の編集、校正、校閲をされて、高精度の成果品と仕上げていただけるのです。
単に音声を文字にするだけだから、誰にでも簡単にできるって思われがちなテープ起こしですが、
日本語に限らず、英語、中国語、韓国語、イタリア語、ロシア語、スペイン語…と多言語があり、
英語でも訛り(アクセント)があったり、録音状態の良し悪し、そして、ジャンルも様々で、医学、法律、IT、製薬、会議、インタビュー、セミナー、授業、研究、打ち合わせ、個人様の裁判法廷用など専門性も高く、もう、それはそれは奥がとても深い仕事なんです。
書き起こしエピソード|カタカナがエスカレート
カタカナ語がどんどん増えてますね。
テープ起こしのライターをしていると、知らないカタカナ語に、次から次に出会います。
すでに広く定着したといえるものもあれば、新しいものもどんどん出てきます。
さて、みなさん、そもそもカタカナ語が出てくる理由はなぜだと思われますか?
- 意味をぴったりと表す日本語がない
- 日本語に訳すと長くなる
- 新しさ
- 洗練さを表現したい
- 不勉強だと思われたくないから周囲に流されて使う…
そんなところでしょうか。
でも、仮に今後、カタカナ語がどんどんエスカレートしていって
「カンファレンスのアジェンダは、
ストラテジー上のボトルネックをスペシファイし、
プライオリティをフィックスすることです」
とかいうことまでになったりしたら、どうでしょうか?
それなら、もう日本語はやめにして、最初から全部、英語で話せばいいじゃん!
っていうことになりますよね。(笑)